ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集
石角完爾 集英社
タルムードとは。。
『タルムード』とは、
「研究」「学習」を意味する言葉で、
ユダヤ人の人々が、
「生きる知恵」を得るために学んできた書物です。
世界中で、
ビジネスで成功した人、
お金持ちの人に、
ユダヤ人が多いのは、
この『タルムード』で学んだ知恵があるからとも言われています。
物事を客観的に見る独特な物の見方や、
リスク管理の仕方などを、
さまざまな説話、小話として、
読んで自ら考えることで、
身につけていくのです。
ユダヤ人は、
幼いころから親子で一緒に『タルムード』を読み、
親は子どもに、
「あなたならどうする?」と問いかける。
そして、
「それは、どうして?」とまた問いかける。
そうやって、
子どもに考えさせ、
子どもは一生懸命自分で考えることで、
工夫やアイデアを出せるようになるのだそうです。
タルムードに学ぶ
5000年も前より、
ユダヤの人々に読み継がれてきたタルムードですが、
それは、
私たちすべての人にも学びとなることが書かれています。
ビジネスやお金に関することにとどまらず、
日常の生活における生きる知恵、
幸せに生きていくためのヒントがたくさんあります。
子どもにもわかる小話、
動物が出てくるところは、
イソップ童話を読んでるような感覚にもなります。
さらっと読めば、ただの面白い物語で終わりますが、
そこには必ずメッセージが隠れてる。
自分が同じ立場だったらどうするか。。。。
自分がもし物語の中のキツネだったら。。。
そして、
なぜそうしようと思うのか。。。
その、『なぜ?』と自問自答することが大切なのだそうです。
そうすることで、
人生で困難にあった時の対処の仕方が身につくのだと。。。
そして今、
投資など、資産形成に関心を持ち始める人が増えています。
そこで必ず必要になってくるのが『リスク管理』の問題です。
自分がどこまでのリスクをとれるのか。。。
そこを考えることない資産形成は、
危険なものにもなりかねません。
『タルムード』は、
リスク管理について、
いろんな角度から考える機会を与えてくれます。
自分ではわかっているつもりでも、
じっくり考えてみると案外わかってないことも。。。
リスク管理について、
『タルムード』でしっかり学んで、
ばっちり資産形成していきたいものです。
ちなみに、
タルムードに関して、
正式なものから、読みやすく簡単に書かれたものまでいろいろあるようです。
ご紹介したものは、
わかりやすく日本語で書かれたものです。
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