行き詰ったときに読む本

「福」に憑かれた男

喜多川泰 著  総合法令出版  

  

あなたの人生は、今順調ですか?

自分の思い描いていた毎日を過ごせていますか?

  

何をやってもうまくいかない。。

なんか空回りする。。

やる気がおきない。。

以前はやりたいこともあったけれど。。。

などなど、

なかなか人生思いどおりにいかないのが悩みのたね。

  

子どもの頃、

大人のひとを見ると、

すごく大人にみえました。

(あたりまえですが。。)(笑)

『大人』というものは、

何でも知っていて、

何でも自分でできて、

悩みなんかなくて、

心が広く、

いつでも余裕たっぷりの、

で~ん とどっしり生きている、

そんなイメージでした。

(あくまでも勝手なイメージです)

でも、

あの頃イメージしていた大人と同じ年代になった今、

全然違う自分がいる。

知らないことはいっぱいあるし、

できないこともいっぱいある。

悩みは尽きないし、

心もそんなに広くない。

余裕なんか全くなくて、

いつもジタバタもがいてる。

自分が見ていたあの頃の大人たちも、

実はみんな同じだったのだろうか。。。

それとも、

自分だけが大人になりきれてないのだろうか。。。

そんな疑問がわく。

たぶん、

子どもの頃には、

大人の本当の姿が見えていなかったんだろうなぁ。。。

実際の大人たちは、

日々、迷い、悩み、もがいてる。

思い描いていた人生と、

現実のギャップに。。。

  

『悩みは人生の宿題』といいます。

人は、悩んでいるときに一番成長するそうです。

子どもの身体が成長するとき成長痛があるように、

心の成長にも痛みが伴います。

自分には辛い出来事も、

どうしたらいいかわからない悩み事も、

心の成長の成長痛。

ほんのちょっとの間、

付き合い、乗り越えることができたら、

その先には、

昨日の自分より成長した自分がいるはず。

それは、

自分では気づかないかもしれません。

体の成長なら、

何センチ身長が伸びたとか、

はっきりとした数字でわかるけど、

心の成長には、

目に見える数字がありません。

成長を実感できる目安がない。

だから不安になるかもしれない。

それでもいいんです!!

実感があろうがなかろうが、

成長していることに変わりはないのですから。。。

  

前置きが長くなりましたが、

この『悩み』というもの。

いろいろな悩みがあるなかで、

『何かに行き詰った悩み』

『人生が思い通りにいかない悩み』

って、たくさんありますよね。

そんな時のヒントになるのがこの本。

登場人物(?)は、福の神。

福の神目線で語られるストーリーは、

私たちの常識とは違う、

新たな視点に気づかせてくれます。

福の神の世界にも、

いろいろな事情があり、

いろんな福の神がいます。

でもみんな、

私たちを幸せにするために、

一生懸命考えて見守ってくれている。

これは、

小説というお話の世界かもしれません。

でも、

本当に福の神の存在を信じて、

行動していけば、

成長痛は伴うかもしれませんが、

きっと、

その逆境を乗り越え、

成長した未来の自分に出会えることでしょう。

『目に見えないもの』

信じる、信じないは個人の自由です。

でも、

信じることによって、

自分の心が豊かになり、

自分の周囲の大切な人たちも幸せになるのなら、

信じてみるのもいいのかもしれませんね。

幼い子どもが、

童話の世界に夢中になるように、

私たち大人も、

想像力を広げ、

幸せな人生にしていきましょう!!

  

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