こんなものにも。。。
最近、ラップを購入する際に、
よく目にするものがあります。
今まではあまり気にならなかったのですが。。
それは、
『無添加ラップ』
という文字。
え?!
『無添加っていうことは、
そもそもラップにも添加物が入っていたということ?』
そうなんです。
食品に入っている添加物は、
今まで意識していましたが、
ラップに関してはノーマークでした。。。
ラップの素材は。。
そもそも食品用のラップフィルムとは、
食品の保存や調理などに使用する合成樹脂製フィルムで、
耐熱性・耐水性をもつ、透明軽量で柔軟な膜状素材です。
主要な原材料樹脂としては、
家庭用では、
ポリ塩化ビニリデン(PVDC)やポリエチレン(PE)、
スーパーマーケットなど業務用では、
ポリ塩化ビニル(PVC)やポリオレフィン(PO)が用いられています。
ラップの添加物って?
PVDC や PVC 製のラップフィルムには、
柔らかく使いやすくするために、
可塑剤という添加剤が 多量(5~25%)に使用されています。
それぞれの素材については、
家庭用のポリ塩化ビニリデン(PVDC) の主な可塑剤には、
アセチルクエン酸トリブチル(ATBC)
ジアセチルラウロイルグリセロール(DALG)
セバシン酸ジブチル(DBS)
が含まれ、
業務用 のポリ塩化ビニル(PVC)の主な可塑剤には、
アジピン酸ジイソノニル(DINA)
アジピン酸ジ-n-オクチル(DNOA)
アジピン酸ジ-(2-エチルヘキシル)(DEHA)、
が含まれています。
ちなみに、
家庭用のポリエチレン(PE) や、
業務用の ポリオレフィン(PO) には、
可塑剤は入っていないようです。
無添加ラップは、
ポリエチレンのものっていうことみたいです。
影響は?
内閣府、食品安全委員会によると、
『これらの可塑剤は、
急性毒性の低い化合物であることが報告されています。
遺伝毒性及び発がん性は認められていません。』
と記述されています。
が、
『市販のラップフィルムには、
材質、用途や耐熱温度等の特性、
取扱い上の注意事項などが表示されています。
注意事項に従わない使い方をすると
ラップが破れたり溶けたりして
食品の中に入るおそれがあることから、
注意事項にしたがった取扱いをすることが必要です』
とも加えられており、
できれば体の中には入れたくないもの、
やはり、意識はしておいたほうが良さそうですね。
注意することは?
それは、ラップの耐熱温度。
食品安全委員会 の記述には、
『油性の強い食品(肉、魚、天ぷら、コロッケ等)を
直接包んで電子レンジで加熱する場合、
食品が高温になって
ポリ塩化ビニリデン(PVDC) 製ラップフィルムの
耐熱温度である140℃を超えることがある。
油性の強い食品を電子レンジで加熱する場合は、
ラップフィルムで直接包まず、
食品を深めの耐熱容器に入れ、
ラップフィルムは食品に直接触れないように
容器にかぶせて使用する。』
また、
『オーブンや電子レンジのオーブン機能で使用すると、
ラップフィルムが破れたり、
溶けて食品の中に入ったりすることがあるため
使用しない。』
とも書かれてあります。
毒性は低く、発がん性は認められていないとはいえ、
注意事項をしっかり守って、
不要な添加物は、
できるだけ体に入れないようにしたいものです。
また、
添加物の入っていない 家庭用のポリエチレン(PE) ですが、
こちらも、
『耐熱温度は、
110℃と低く、熱に弱いので、
油性の強い食品を電子レンジで加熱する場合は、
底の深い器に入れて
食品にラップフィルムが直接触れないように、
カバーとして使用すること。』
と記載されています。
ラップの選択
何を選ぶかは個人の自由。
もしも、
『添加物を少しでも避けたい』
のであれば、
ポリエチレン製の無添加ラップをおすすめします。
おまけ
さらに、
食品安全委員会のこんな文章もみつけました。
『生きたホタテ貝を直接ラップで包むと、
異臭を放つことがある。
同様に、
牛レバー、レンコン、キュウリ、パパイヤ、サツマイモ等を
直接ラップで包み
日なたで長時間放置した場合に、
当該食品が腐敗していなくても
異臭を放つことがあるので注意する。
その異臭の原因は、
食品中に含まれる加水分解酵素が
ラップに作用して生成された微量のアルコール分であり、
毒性はない。』
たかがラップ、されどラップ。
ラップもなかなか奥が深い。。。
毎日何気なく使っている日用品も、
意識してないと
知らないことがたくさんありますね。
これから、
自分の身の回りのものに意識をむけて、
いろいろ学び、
心豊かに健康に過ごしていきたいですね。
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