選ばれし写真たち

写真と向き合う

近頃、断捨離がブームとなっています。

そう言う私も ”だんしゃりあん” の一人。(笑)

ずいぶんと、いろんなものを処分してきましたが、

毎回頭を抱えるのが、

そう、『思い出の品』。

その中でも特に迷うのが、

幼き頃からの数多くの『写真たち』。

自分の写真だけでも多いのに、

子どもができると、すごい勢いでその数は増えていきます。

今では、

スマホ写真が定着し、

現像して保管することが減りましたが、

それでもアルバム何冊分あるのやら。。。

年を重ねてくると、

自分が死んだあとのことを考えるようになります。

自分があの世に行った後、

残されたものを処分するのは家族。

数枚の写真なら、

「こんな時代もあったんだ~」

「お母さん、こんなに若いときもあったのね」とか、

「こういうこともあったね~」など、

懐かしさや、思い出に話が盛り上がるでしょうが、

あまりにも多くの写真を前にすると、

そのうちウンザリしてくるのではないかと思うわけです。。

みなさんは、自分の写真ってどうしていますか?

私は、これまで何度か自分の写真の整理を試みました。

まず第一段階。

例えば、

同じ旅先や集まり、イベントなどのタイミングで、

似たような写真は1枚に絞って処分。

今はデジタル化し、

現像する前に写りをチェックできますが、

アナログだった昔の写真は違うんです。

現像してみるまで分からない。

だから、

念のために多めに撮る。

結局、どれも捨てきれず、

全部保管する羽目になる。。。

結果、大量の似たような写真がアルバムに存在。

この、第一段階の作業だけでも、

結構な数の写真が減りました。

特に、旅先で撮った景色の写真。

とにかく撮りまくっていました(笑)

二度と訪れないと思うからこそ、撮るわけです。

微妙に角度を変えて撮った建物の写真や、

縦に撮ったり横に撮ったりしたもの、

離れて撮ったりズームで撮ったり、などなど。。。

似たような写真のオンパレードでした。

第二段階。

その写真を見て、『いい思い出』が思い出されるか自問し、

思い入れがあるわけでもなく、

ただ、過去の行動の記録としてだけの意味の写真は、

1枚だけ残してあとは処分。

そして第三段階。

何のために残したいのか考える。

「その写真を見ることで、happyになれる?」

「自分の老後の楽しみのため?」

「誰かに見せたいため?」

せっかく写真を残すのならば、

厳選して、

一枚一枚の存在を大切にしたいなって思います。

残す理由が見つからない写真は、

思い切って処分。

ここまでくれば、

かなり絞られた、

選りすぐりの写真たちが残っているのではないでしょうか。

まだまだありました

先日、

また、自分の写真と向き合ってみました。

スナップ写真はかなり厳選したつもりでしたが、

見落としがあったのです!

そう、大判サイズの集合写真。

ツアー団体旅行での、

撮影ポイント前でベンチみたいな段に乗って、

知らない人たちと一緒に写っている写真。

そして、

幼稚園から大学まで、

毎年のように撮るクラス集合写真。

旅行での集合写真については、

先にも書いたように、

残したい目的を考えると、

他にも同じ旅行先での写真があったので、

「あえて大きな写真で残す必要はないかなぁ~」と思い、

処分することにしました。

そして悩んだのが、クラス写真。

自分の幼稚園の時のクラス写真ってどうなんだろう。。。。

しばらく考え込んでしまいました。。

顔を見ても、

全員の名前を思い出せるわけではなく、

特別に懐かしい思い出があるわけでもない。

大人になって同窓会で集まるわけでもなく、

当然、当時を語り合うようなつながりが今もあるわけでもない。

ただ、自分の幼稚園時代の姿がそこにあるだけ。

誰かに見せたいわけでもないそれらの写真は、

最後にしっかりと、

自分の脳に記憶させ、

丁寧に「さようなら」と、別れを告げたのでした。

同様に、

大学までの各学年、

数枚は思い出とともに残すことにし、

それ以外は処分へ。。。

だから断捨離はやめられない

こうしてみると、

同じ『クラス写真』というカテゴリーですが、

その年代によって、

自分の中の思い出の大きさが違うわけで、

学生時代の自分の人生を振り返る、

いい機会だったなぁって思います。

処分した写真の年代が、

全く思い出がないということではないし、

無意味だったわけでもない。

全ての過去が今の自分を作っているわけで、

全部が大切。

ただそれを『写真』という『もの』として保管するかどうかは別問題。

『もの』 は、ありすぎると縛られます。

『もの』 に縛られることなく、

自由に生きていたくて、断捨離を始めましたが、

まだまだ 『もの』 に囚われてしまいます。

私の断捨離ライフは、終わりなき道。

でも、人生と自分を見つめ直す大好きな時間でもあります。

断捨離は、

処分して、 『もの』 を減らすことも目的の一つだけど、

処分するに至る過程が大事。

写真1枚にしても、

自分の今の気持ちとしっかり向き合う。

自分にとって、

何が大事で、優先するものは何か、幸せを感じるものは何か。。。

これからも、

いろんなアイデアを取り入れながら、

素敵な『だんしゃりあん』を目指していこうと思います。

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