子どもの予防接種

うまれて2ケ月になると大忙し

予防接種は、

子どもたちにとっては一大イベント。

生まれて2か月になると、

初めての予防接種が始まります。

定期の予防接種(無料)だけで、

約10種類。

ヒブ、肺炎球菌、B型肝炎、ロタウイルス、四種混合、BCG、

麻疹風疹(MR)、水痘、日本脳炎、ジフテリア。。。

さらに、

それぞれが数回ずつ接種することになるので、

全部で20回以上。

そのほとんどが、

小学校に入学する前で、

とくに、

1歳のお誕生日までは予防接種のオンパレードです。

スケジュールをたてるのも大変かもしれませんね。

お母さんの時間調整も悩みどころ。。。

おじいちゃんや、おばあちゃんの出番もあるかもしれません。

いくつかのワクチンを同時接種したり、

一種類ずつ接種したりと、

小児科によって、

予防接種の進め方が違ったりするので、

かかりつけの先生に相談して、

納得のいく方法で進めていきましょう。

人生初(?)の試練

予防接種の数だけ、

子どもは痛さに耐えなければなりません。

2ケ月の赤ちゃんも、

針を刺して予防接種すると、

ニコニコ笑顔が一気に泣き顔に変わります。

何度か予防接種に通ってくるうちに、

先生の顔を見た途端、

泣き出す赤ちゃんも。。。

赤ちゃんの学習能力はすごい!!

そして、

1,2歳になってくると、

やさしい(笑)看護師さんが近づくだけで泣き出したり、

病院の駐車場に着いた途端に泣き出す子も少なくありません。

それぐらい、

予防接種は子どもにとって恐怖なんですね。

インフルエンザの季節

定期の予防接種とは別に、

毎年やってくるインフルエンザ予防接種。

こちらは、

年齢関係なく、

老若男女、

生後6ケ月過ぎたら大人まで。

もちろん、

任意接種なので、希望者だけですが。。。

インフルエンザの予防接種をしたからといって、

インフルエンザにかからないわけではありませんが、

重症化を防ぐことはできます。

子どものインフルエンザ予防接種、

保護者の方の判断になるかと思います。

かかりつけの先生によく相談して、

不安のないようにしていきましょう。

みんな必死

予防接種の現場では、

あちらこちらでバトルが繰り広げられます。

注射したくない子ども VS 注射させたい親

抵抗するのに必死な子ども VS なんとかなだめて納得させたい親

「おしっこ~」とトイレに逃げ込む子

洋服の袖口をしっかりつかんで腕を出さない子

ドアノブにしがみついて動かない子

先生やお母さんを叩いたり蹴ったりする子

文句たらたら叫びまくる子 etc

「注射したら病気にならないんだよ~」と説得する親

「あとでお菓子買いに行こう!」とおやつで誘惑する親

「痛くないから」と励ます(?)親

「注射はしないから」と嘘(?)つく親 

力づくで抱きかかえる親 etc

そして、

われわれ小児科スタッフも必死です。。。。。(笑)

いろいろな作戦

お父さん、お母さんは、

子どもに予防接種をさせるにあたり、

いろいろな作戦をたてているようです。

大きく分けると2パターン。

①事前に子どもに話し、子どもに納得してもらう。

②何も言わず、黙って連れてくる。

どちらがいいのかは、

子どもによって違います。

でも、

怖がりな子どもの場合、

あんまり早くから告げると、

緊張して怖い思いを長い時間ず~っとしとかないといけないので、

それは、

その子にとってはかなりのストレスになるのではないかと思います。

嫌な思いは短い間で済ませたいものです。

また、

何事にも自分が納得しないと気が済まない子どももいます。

その場合、

黙って連れてこられていきなり注射されたら、

パニックになるかもしれませんね。

正解はありません。

はじめは何度か失敗もするでしょう。

失敗を重ねるうちに、

子どもさんには合わない方法がわかり、

TRYするうちに、

子どもさんに合った作戦がきっと見つかるのでしょう。

一つ言えることは、

「嘘」はつかないで欲しいと思います。

注射をするのに、「注射はしないよ」とか。。。

痛いのに、「痛くないよ」とか。。。

「嘘」は親子の信頼関係に関わります!

「パパ、ママの嘘つき~!!」と言われないように、

「大人なんて信じない!!」と言われないように。。。。。

「注射するけど、○○ちゃんは頑張れるよ」と、

手を握り、励ましてあげてください。

「痛いけど、頑張ったね」と、

認めて褒めてあげてください。

ほんの些細なことだけど、

一瞬で終わる予防接種だけど、

注射が終わった後には、

自信がついて、

ひとまわり成長した我が子の姿があるはずです。

泣くのも自己表現

なかには、

予防接種でもグッと耐えて全然泣かない子もいます。

親としては、

大泣きされるより泣かないでいてほしい。。。

そう願いたくなりますね。

でも、

自分の感情を思いっきり出せるって、素晴らしいことです。

「泣かないで、我慢しなさい」

って言うより、

「泣いてもいいんだよ」

って言ってあげると、子どもは安心するのかも。。。

これから大人になっていくにつれ、

感情を押し殺して、

我慢しなきゃいけないことがたくさんやってきます。

予防接種のときぐらい、

思いっきり泣かせてあげましょうよ。。。。。

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