ちょっとだけ
瀧村有子 さく 鈴木永子 え
赤ちゃんがうまれ、
お兄ちゃん、お姉ちゃんになった上の子。
赤ちゃんがお腹の中にいた頃は、
「赤ちゃんが生まれるんだ~」
「僕(私)、お兄ちゃん(お姉ちゃん)になるんだ~」と、
赤ちゃんの誕生を楽しみにしていた上の子。
赤ちゃんがうまれ、
最初のうちは
可愛がったり、
赤ちゃんの世話を手伝ったりと、
お兄ちゃん、お姉ちゃんぶりを発揮していた上の子も、
ちょっとずつ変化が見えてくるようになります。
そう、
よく言われる『赤ちゃん返り』です。
今まで一人でできていたことができなくなったり、
急にわがままを言うようになったり、
いたずらするようになったり、
言うことをきかなくなったりと、
今まで手がかからなくて、いい子だった上の子が、
なんだか親を困らせるようなことばかりするようになる。
ただでさえ、
うまれた赤ちゃんの世話で大変なのに、
上の子にかまってあげる余裕はない!!
怒ればますます手がつけられなくなるし、
『泣きたいのはこっちの方だよ~!!!』
って、叫びたくなる。。。。。
そんな時、
ちょっとだけ、
子どもが寝ている時間でも、
ほんの5分でもいい。
この本を読んでみませんか?
上の子も頑張っているんです。
いっぱいいっぱい我慢しているんです。
ついこのあいだまで、
私だけのママ(パパ)だったのに。。。
赤ちゃんはかわいいけれど、
それより、ママ(パパ)が大事。
寂しくてさびしくて、どうしたらいいの~。
ちいさな胸で必死に叫んでいるのです。。
でも、
まだまだ幼い上の子。
伝え方が不器用なんです。
ママ(パパ)に振り向いてもらうために、
いろんな方法を試してみる。
自分が赤ちゃんみたいに何もできなくなってみたり、
わがまま言ったり、いたずらしたり、言うこときかなかったりして、
怒られてでも、
赤ちゃんより自分の方にかまってくれたらOKなんです。
(もちろん、
褒めてもらえたらもっと嬉しいですけど、
不器用なので、褒められることはなかなか思いつかない。。。)
だから、
ちょっとだけ、
上の子をみてあげてください。
心の声に耳を傾けてあげてください。
赤ちゃんが寝ている時間、
夕飯の支度をしたい気持ちをちょっとだけ我慢して、
上の子をギューってしてあげませんか。
それだけで、
上の子は安心するんです。
『僕(私)のことも、ママ(パパ)は大好きでいてくれてるんだな』って。。。。
ときには、
パパではなく、
ママでないとダメなときがあります。
それは、こどもの気持ちの問題なのでしかたない事。
そういう時は、
ちょっと赤ちゃんをパパにまかせて、ママが上の子に関わる。
役割を上手に交代しながら、
子育てできたら素敵ですね。
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