カラーの花
今日は、
月に一度の生け花のお稽古の日。
今回の花材は、『カラー』。
まずは、
カラーの花について、ちょっとご紹介します。
カラーは、
みなさん一度は見たことあるようなポピュラーなお花です。
よく目にするのは白いカラーですが、
実は、カラーにはいろんな色があるんです。
ピンク、黄色、オレンジ、紫、黒、緑など。。。
そして、
花に見えている、くるっと巻いたような部分は、
花ではなく、『仏炎苞』とよばれる『がく』が変化したもの。
中心にある黄色い部分が花の集合体だそうです。
カラーの花言葉は、
『乙女のしとやかさ』『清浄』
さらに、色によって花言葉も異なります。
黄色のカラーは、『壮大な美』
ピンクのカラーは、『情熱』
紫のカラーは、『夢見る美しさ』
一種生(いっしゅいけ)
今日のお稽古は、
カラーの一種生でした。
カラーという花材一種類を生けるというもの。
一種類だけど、
生けるにはいろいろなルールがあります。
同じ一種生でも、
花材によってもルールが違うので、
そこが生け花の奥深く面白いところでもあります。
そして、
それがなかなか覚えられない難しいところでもあり。。。(苦笑)
大事なのは、
そのお花が自然に生えている姿を守るということ。
『自然に生えているように生ける』
花のつき方、葉のつき方など。。。
さらに、
一つ一つの花や葉が、
それぞれに意味があり、
長さや位置や向きに決まりがあるのです。
一見、ただ生けてあるだけに見えていても、
実は繊細なルールのもとに生けられているのでした。
今回は、
緑のカラーを使ってお稽古しました。
生けた作品はこちら。
全部緑なので、
ちょっとわかりにくいかもしれませんが。。。
(本当は、白のカラーで生けるつもりでしたが、長さが足りず断念。。。)
花が2本、葉が7本入っています。
先生にご指導いただきながら頑張りました。
まだまだ、先生に頼らないと自分一人では生けられません。(笑)
長さや位置が難しい。。。
カラーは茎が太いので、
剣山に思うように入りきれない感じでした。
生け花をとおして思うこと
生け花は、
生けられる花が一番美しく見えるように考えられた、
日本古来の伝統、文化であり、
学問なんだと思います。
花を見ていると、
心が穏やかになります。
花に触れると、
優しい気持ちになります。
花を生けていると、
どうしたら花が輝けるか、
花に寄り添おうとする自分がいます。
月に一度でも、
じっと花と向き合う時間を持てることは、
幸せで大切な時間です。
技術的にはまだまだ未熟ですが、
これからもこの幸せな時間を大事にしていきたいと思っています。
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