カラーの花
![](https://i0.wp.com/rinrin-tsurezure.com/wp-content/uploads/2022/04/alice-butenko-qOspqpsX2CM-unsplash.jpg?resize=235%2C314&ssl=1)
今日は、
月に一度の生け花のお稽古の日。
今回の花材は、『カラー』。
まずは、
カラーの花について、ちょっとご紹介します。
カラーは、
みなさん一度は見たことあるようなポピュラーなお花です。
よく目にするのは白いカラーですが、
実は、カラーにはいろんな色があるんです。
ピンク、黄色、オレンジ、紫、黒、緑など。。。
そして、
花に見えている、くるっと巻いたような部分は、
花ではなく、『仏炎苞』とよばれる『がく』が変化したもの。
中心にある黄色い部分が花の集合体だそうです。
カラーの花言葉は、
『乙女のしとやかさ』『清浄』
さらに、色によって花言葉も異なります。
黄色のカラーは、『壮大な美』
ピンクのカラーは、『情熱』
紫のカラーは、『夢見る美しさ』
一種生(いっしゅいけ)
今日のお稽古は、
カラーの一種生でした。
カラーという花材一種類を生けるというもの。
一種類だけど、
生けるにはいろいろなルールがあります。
同じ一種生でも、
花材によってもルールが違うので、
そこが生け花の奥深く面白いところでもあります。
そして、
それがなかなか覚えられない難しいところでもあり。。。(苦笑)
大事なのは、
そのお花が自然に生えている姿を守るということ。
『自然に生えているように生ける』
花のつき方、葉のつき方など。。。
さらに、
一つ一つの花や葉が、
それぞれに意味があり、
長さや位置や向きに決まりがあるのです。
一見、ただ生けてあるだけに見えていても、
実は繊細なルールのもとに生けられているのでした。
今回は、
緑のカラーを使ってお稽古しました。
生けた作品はこちら。
![](https://i0.wp.com/rinrin-tsurezure.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_5024.jpg?resize=373%2C497&ssl=1)
全部緑なので、
ちょっとわかりにくいかもしれませんが。。。
(本当は、白のカラーで生けるつもりでしたが、長さが足りず断念。。。)
花が2本、葉が7本入っています。
先生にご指導いただきながら頑張りました。
まだまだ、先生に頼らないと自分一人では生けられません。(笑)
長さや位置が難しい。。。
カラーは茎が太いので、
剣山に思うように入りきれない感じでした。
生け花をとおして思うこと
生け花は、
生けられる花が一番美しく見えるように考えられた、
日本古来の伝統、文化であり、
学問なんだと思います。
花を見ていると、
心が穏やかになります。
花に触れると、
優しい気持ちになります。
花を生けていると、
どうしたら花が輝けるか、
花に寄り添おうとする自分がいます。
月に一度でも、
じっと花と向き合う時間を持てることは、
幸せで大切な時間です。
技術的にはまだまだ未熟ですが、
これからもこの幸せな時間を大事にしていきたいと思っています。
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