その日は突然やってきた

一人暮らしの母

私には一人で住んでいる母親がいます。

今年で後期高齢者の仲間入り。

ありがたいことに、

身の回りのことは

すべて自分でできる元気な母です。

もちろん、

年齢とともに

いろんな体の衰えはあり、

『コレステロールを下げる薬』

ぐらいの薬は飲んでいますが。。。

私から見れば、

年齢相応と思っても、

母親本人にとっては、

『若い時にはできていたことが、

だんだんできなくなっていくこと』

に対して、

ほんとうの意味で、

『受け入れること』が難しいようです。

頭では ”老い” というものをわかっていても、

心が受け入れられない。

周囲の人のことは高齢だと思うけど、

自分はまだ違うと思っている。

自分はできるつもりでいるのに、

体や頭がついていかないことに戸惑う。

そして、焦る。

テレビを見れば、

いろんな情報番組、健康に関する番組があふれています。

『○○にはこんな食べ物がいい』とか、

『○○にはこんな運動がいい』など。。。

このコロナ禍で、

外出する機会が減り、

どうしてもテレビを観る時間が増えていきます。

そして、有名人や偉い先生が話す『○○がいい』なる情報を、

一生懸命実行しようと頑張ってしまうのでした。

個人個人で性格の違いはあると思いますが、

うちの母は真面目ちゃん。

というか、完璧主義者?

『いい』と思えば、とことんやる。

やりすぎるくらいにやる。

極端すぎるのです。。。

0か100か、All or Nothing。

結局、バランスをくずして、

体調が悪くなる。

体のためにしたことが、

かえって逆の結果を招くことに。

本末転倒。

本人は一生懸命やってるんですが、

はたから見ると、

『違うんじゃない?』

と思うことがよくあります。

でも、性格だから、

なかなか周囲が言っても変わらないんですよね。

そのうちいつか

元気な母ですが、

やっぱり高齢。

一人で住んでいると、

いろんな不安があるわけです。

本人も私も。

『いつかは一緒に住んだほうがいいよな~』と、

漠然と思っていました。

一緒に住む時のことを想像しながら、

あれこれ家の中を見回してみたり、

自分の生活スタイルを考えてみたり。。

でも結局、

今の生活リズムやスタイルが変わるのが嫌で、

「まだ元気だから、そのうちいつかでいいか・・・」と、

現実逃避している自分がいたりして。

来てしまった

時間は確実に過ぎていきます。

それとともに、

人間も確実に年をとっていきます。

私が思っていた以上に、

母の不安は大きかったようで、

ある日の夜、突然の電話。

「泊めてくれない?」と。

前兆は確かにありました。

会いに行く間隔がちょっと長くなると、

「具合が悪い」と、言い出したり、

顔を見せると途端に元気なったり。。

寂しかったんでしょうね。

特に、夜になると、不安になるのだそう。

「このまま死んだらどうしよう」と。

不安になれば、

ますますネガティブ思考が渦巻きます。

そして、心臓バクバク、動悸ドキドキ。

さらに不安は増すばかり。

もう負のスパイラルから抜け出せません。

夜に、母を迎えに行き、

私の家に泊めることに。

「誰かがそばにいるとやっぱり安心ね」

と言って、スヤスヤと眠る母でした。

そんな日が何度か続き、

結局、

しばらく我が家で過ごすことに決めました。

帰りたくなったら帰るも良し。

ここにいたかったらそれも良し。

やってみないとわからない。

ちょっと狭くはなるけれど、

衝突もすると思うけど、

やってみて、

問題あればその時また考えよう。

今はこうすることがベストな選択。だと思う。。。

とりあえず、

今日は母の好きな和菓子を買って、

オリンピックを観ながら、

1日を終えたのでした。

ちなみに、

病院受診したら、

母の動悸はそんなに心配しなくて大丈夫だって。。

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